お茶まつり

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先週の9月25日(土)に、埼玉県入間市で行われた、アリット秋のお茶まつりに参加してきました。
入間市は狭山茶で有名なお茶処で、国内の大規模なお茶の名産地としては、北限に位置しています。

この日は有名な日本茶の先生が淹れてくれるお茶を飲みながら月を楽しむというイベントの他に、手もみ茶(茶葉を蒸して焙烙に和紙を敷き、半日以上揉み乾かす)の実演などもありました。今回は、日本茶に限らず、紅茶の実演もあるということで、急きょ中国茶ブースの参加が決まったのです。

当日は秋晴れの爽やかな陽気で、ブースは外に設置したのですが、緑も多く外のお茶会にぴったりの天気。訪れる方はほとんど日本茶のイベントを目的に来られた方や、日本茶や紅茶の先生などでしたが同じお茶ということで中国茶にも興味津々、ブースにも多数立ち寄ってくれました。色んなお茶の話をしながら、お茶を通したゆるやかな時間の流れに、わたしもなんだか癒されました。

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今回提供したのは、鉄観音茶と雲南紅茶です。鉄観音は日本人に馴染みの味で、雲南紅茶は紅茶好きの方を意識したものでした。2種とも好評でしたが、今回もお茶を仕入れた上海のお茶屋さんが好意で用意してくれた英徳紅茶と鳳凰単ソウがとてもおいしく、ふるまった方々にも大好評でした。

みなさんと交流する中で、わたしもおいしい狭山茶をいただきました。珍しい釜煎り緑茶は香ばしくて日本緑茶のイメージが変わります。3gで500円もする手もみ茶も、今まで体験したことのない味!!お茶ってこんな味するの~?当日実演のあった手もみ茶チームも、全国手もみ茶の大会で1位を取ったという強者ぞろいで、本当に貴重な経験をさせてもらったと思います。自分が育った日本のお茶も、改めて見直すよい機会となりました。

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日が暮れてからも人が絶えず、ランプをつけてブースを続行したのですが、埼玉県ということで自民党の大塚拓議員・元キャスターの丸川珠代議員ご夫妻もお茶を飲みに立ち寄ってくれました。この日は日本茶の有名な先生や政治家の方にもお茶をふるまうということで少し緊張しましたが、お茶を囲めばみんな笑顔で会話が弾む点は、もちろん変わりありませんでした。またこういう場を提供できればいいなと思った一日でした。

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大阪府生まれ。 大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業。 1998年北京広播学院、2004年上海戯劇学院に留学。 その後、上海にて3年間のOL生活を経て2007年に日本帰国。

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