上海国際映画祭2017が開幕
日本映画ウィークに上戸彩・斎藤工・田中麗奈が登場

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今年で第20回目を迎える「上海国際電影節(上海国際映画)」が、6月17日に開幕しました。
映画関連のイベントが開催されますが、映画上映だけでも上海市内45箇所の映画館で、国内外の映画作品約500作品が、延べ約1500回上映されるとのこと。
チケットは販売初日だけで、35.3万枚が販売されたそうです。

上映される日本映画もかなりの数にのぼります。
『続・深夜食堂』、『忍びの国』、『RE:BORN』、『ひるね姫~知らないワタシの物語~』、『夜は短し歩けよ乙女』、『海よりもまだ深く』などのほか、SABU監督作品特集、『七人の侍』や『雨月物語』の4K上映など。

私がチケットを購入したのは、斎藤工さんの初監督作品『blank13』(実験的な部分も含め、まっすぐに刺さるいい映画でした)と、『3月のライオン』(後編。前編だけ日本で見ていたので)。
どちらもチケットは60元。
ネット購入した時点でどちらも完売に近い状態でした。

『blank13』が上映された人民広場の大光明映画館にて

さらには、上海映画祭の中で今年も「2017上海・日本映画週間」が開催されました。
参加作品は、『幼な子われらに生まれ』、『昼顔』、『帝一の國』、『湯を沸かすほどの熱い愛』、『カノン』、『ひるなかの流星』、『デスノートLight up the NEW World』、『真田十勇士』の8作品。最新の邦画話題作が並ぶ、豪華なラインナップですね。

日本映画週間の開幕式には、参加作品の監督やキャストのほか、ぐんまちゃんも参加。
「オープニングセレモニー&オープニング上映」: 6月18日 、新衡山電影院にて。

映画『昼顔』主演の斎藤工、上戸彩。中国でも大人気
各社メディアも注目

日本映画週間の開幕映画として、日本の公開に先行して『幼な子われらに生まれ』が上映されました。
監督の三島有紀子さんと主演の田中麗奈さんが舞台挨拶。

田中麗奈さんは挨拶だけでなく、質疑応答もすべて中国語で対応していて会場からも感嘆の声が上がっていました。
重苦しい人間関係の中にも救いと光を感じさせる日本映画らしい見ごたえのある作品でした。

さらには、期間中に「さぬき映画祭」作品が上映されるとのことで、浦東に新しくオープンしたというブックカフェ“荟书房”に行ってきました。
さぬき映画祭2015の優秀企画作品『W&M』が上映され、監督の梅木佳子さんのお話もいろいろ伺えた、とてもアットホームな上映会でした。

そろそろまた何か作りたいですね。

第20回上海国際映画節

2017年6月17日~26日
公式サイトは こちら

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神奈川県生まれ。牛心オーナー。 青山学院大学文学部卒業。北京電影学院留学を経て、2002年より、中国・上海のテレビ制作会社に勤務し、日本文化や流行を現地で発信する仕事にたずさわる。

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