George HAYASHI 個展 【動 物 主 義 Animalism】 上海熏依社畫廊 ・Shun Art Gallery この力強さの源はどこなんだろう

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2019年8月4日から(9月1日まで)上海熏依社畫廊(Shun Art Gallery)で始まったGeorge HAYASHI (林 丈司)の個展。ここ数年 数枚単位でグループ展に出展してはいたのですが個展開催は約4年ぶり。なんとなく知り合いという間柄で、改まってジョージさんにインタビューするのは初めて。どんな話になるのでしょ…

絵を描くのが必然な環境に育ったジョージさん。港区芝で生まれ幼少期は五反田で育ち お祖母さま(父方)が水墨画の画家 林 素菊さん。親戚一同 全員が子供の頃から彼女に絵を習っていたという。加えてお母さまは日本画を専攻 後に大規模メーカーのファッションデザイナー。お父さまも独自の個人ブランドを立上げてのファッションデザイナーだった・・・という家系。

そんな家系で育ったジョージさんは既に2歳の頃には絵を書くのが大好きだったにも関わらず唯一お祖母さまに絵を習わず自己流を貫き 好きに描いていたらしいです。お母さまがその芽を育んでくれたと。小学生低学年から図工の時間に描いた絵が展覧会に出品され賞を取ったり 学校の先生の推薦で徐々に色々なコンクールへ作品を応募して賞を頂いたりの美術三昧の幼少期だったようです。

それが一転して中学からの思春期は興味が音楽に向かいバンドを組んだりDJをしたりで落書き程度は描いていたものの絵を描く時間がまるで無くなってしまったそうです。そこからまた絵を描くようになったのは代官山で洋服屋さんを経営している仲良しの従兄さんの計らいで アパレルのTシャツのイラストデザインを始めたり 今まで描き溜めていた画を発表する場を設けて貰ったりして画を販売する道が出来始めたからだそうです。

その後上海に拠点を置く事になった話はそれこそ必然?! 自分の性格は国内よりも海外向きかな、、と漠然と考えていた頃 知人の建築家やデザイナーは中国へ進出しており「上海面白いよ」と何度も聞かされていたそう。でもやっぱりアメリカかヨーロッパ・・・と思っていた矢先 某HISの電車の中吊り広告「抽選で宿泊付き上海往復航空券が当たる」を見つけ その場で応募!で、当選してしまった!それで自分の原画作品6枚だけを持ち上海へ降りたそうです(笑)

そこでもなぜそれが出来る?と思うほど 運が良いの?それともやはり宿命?持って生まれた何かなの?

2010年冬初めて上海に降り立ち 日本の大学へ留学したい日本語の上手な女の子を友人に紹介され アートをひとつもわからないその子と画廊を巡りその場で700㎡以上の場所に個展開催の約束を取り決めちゃうなんて!!

そこが五角場の「800艺术区」
個展開催の約束から約1年後 多くの作品を描き上げ上海へ送付。ところが個展開催日が近づくのに画は一向に画廊へ届かない…どういうことか、、画の量が多かったため税関で止められている事が判明。どう足掻いても開催日迄に画は間に合わない!そこで急遽2m×2mのキャンバス4枚を作ってもらい個展オープン日からその場でパフォーマンスしつつ描き始め 逆にそのパフォーマンスが噂を呼びその当時の日本領事館の広報の方まで見に来てくれるという一大イベントに発展。

もとより日本の画材メーカーHOLBEIN(ホルベイン)がスポンサーとしてジョージさんに画材提供していた為、その時も即座に用意して下さり事なきを得たそう。そうこうしているうちに無事税関から画も運ばれやっと展示されることに。そして画廊オーナーさんからこのまま1年どう?と提案されそのまま滞在。上海滞在1年の間にはマカオのホテルの壁画の仕事などもしつつ上海と往復しながらアーティスト生活にドっぷりだったそうです。

その後2012-2013年にかけてM50「523」にて中国人アーティストと展覧会を開催し その際このギャラリーの上の階に現在個展開催の上海熏依社畫廊·Shun Art Galleryがあり 元々友達だった所属作家 佐藤令奈(さとう はるな)に紹介されてオーナーであるShunさんと知り合い現在に至ることに。

で、今回の個展開催。(やっと主題に辿り着いた!)
とにかく一気に描き上げる!下描きはしない。もし途中でやめなければならない時はイメージを残すためにちょっとだけ線を入れる。暗い色から入れて明るい色へ。その時のイメージを大切に。全てのバランスは感覚のままに!!これこそ持って生まれた力強さの源なのですね。

今後も活動の場はアジア。まだ公表できない大きなイベントがすぐ来年にもあるそうなので 乞うご期待です。

こちらのギャラリーのオーナーディレクターは通常日本語で話される素敵な女性。ギャラリーの名前でもあるShunさんです。所属されてるアーティストも日本人が多いと感じます。建物も趣がありアクセスも良く散歩がてらにギャラリーを覗く… 私もジョージさんの個展開催以前 に何回も訪れている場所です。是非皆さまに知って頂きたいと思います。

上海熏依社畫廊·Shun Art Gallery
展覽時間 | Duration
(12:00-20:00 週一閉館 Closed on Mondays)
地址 | Address
上海市 徐匯區 復興中路1363弄3號108室
Room 108, No.3, Lane 1363, Middle Fuxing Road, Xuhui District, Shanghai,
Web : www.shunartdesign.com
Email : gallery@shunartdesign.com

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こんなにも個人を書いちゃうなんて私自身も驚き(笑)あまりにも面白く魅力的な人間性がそうさせちゃうのだと つくづく思い 楽しいインタビューの時間でした(笑)
蛇足かもしれませんが二つほど…先ずは若いファッションブランド”LOVE LOUDER”とジョージさんの画がTシャツやライダースジャケットでコラボしてます。ステキです。検索してみて下さい。もう一つは上海を代表するBARで”SpeakLow(スピークロウ)”というお店があります。その店内に飾られている画はすべてジョージさんの作品です。「動物主義」とはまた違った側面が見られるのでは。ご来店を。

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