上海蟹の季節到来!Vol.2 「孔乙己酒家」

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    紹興出身の魯迅の小説『孔乙己』と同じ名前のお店。
    上海の下町、文廟エリアと呼ばれる辺りにある創業16年の中華料理店です。地下鉄8号線10号線「老西門」駅から徒歩7~8分、裏路地を散歩するように行くと、古い街並みに三階建ての立派な建物が出現します。煌々と灯る紅い提灯と堂々たる白壁が古き良き上海を想像させます。

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    日本のテレビや雑誌に取り上げられたようなので既にご存知かもしれません。紹興料理が主のレストランですが、上海蟹がお手頃価格で味わえるお店として、地元上海人にも人気な有名店です。写真付き日本語メニューも用意され、気後れすることなく本当の地元下町気分が味わえます。

    もし初めて訪れるなら、上海蟹の姿蒸しが一匹付いた198元のコース『蟹宴』(お料理9品+生姜茶+デザート付)も良いかもしれません。大食いの私にはひと皿の量がちょっと・・・(笑)

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    蟹を剥くのが苦手な方には、一匹+10元で美しく食べやすいように剥いてくれます。お願いすると良いですよ。もちろんお料理も単品で頼み、上海蟹も単品で召し上がるのもアリです。

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    上海蟹はオスメス二匹で98元から。
    後は大きさのお好みでグラム単位で価格が変わります。

    当然、紹興酒の揃えも充実です。
    蔵出し5年~30年が揃い陶製の瓶で出される紹興酒は味わい深いです。
    種類がありすぎて選べない時は60元で紹興酒8種類と青島ビール、烏龍茶の飲み放題ができ、色々お試し頂くのも良いのではないでしょうか。

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    紹興酒は、レストランの並びに量り売りの店舗があるので、地元気分でお試しに買い求めるのも楽しいですね。

    お店は「学宮街」にありますが、学宮街の両脇「梦花街」と「文庙路」の路地には、地元の八百屋さんや床屋さん雑貨屋さんなどと並び、古本屋・アニメグッズ・韓流スターグッズ店が多くあり、不思議な雰囲気を醸し出しています。確か‥初めて行ったのは8年くらい前?!

    その当時から変わらない街並みで、ある意味取り残されているエリアなのです。でもかえってそれこそが人気の上がる所以だと思います。開発がどんどん進みディープな上海が減っていく中で貴重な場所だと感じます。無くなってしまわないうちに是非。

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    孔乙己酒家

    黄浦区文廟路学宮街36号
    021-6376-7979
    182-0191-3820(日本語可)
    11:00-14:00/17:00-22:00
    ※人気店なので要予約です。
    8号線10号線 老西門駅7号口

    上海市黄浦区文廟路学宮街36号

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    上海在住。アート好き*飲む食べる大好き (写真:©Adachi Makoto)

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