生肉?熟肉?最近気になる中国のネット用語

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    中国の動画視聴サイトはいろいろありますが、Youtubeの中国版が「愛奇芸iQIYI」、「優酷YOUKU」、「土豆TUDOU」あたりだとすると、ニコ動の中国版は「AcFan」(http://www.acfun.cn/)、「哔哩哔哩Bilibili」(http://www.bilibili.com/)になるかと。
    中国では「AC FAN」はA站、「Bilibili」はB站と呼ばれて、中国の弾幕サイト(動画投稿/生配信)としては二大巨頭です。

    そんな弾幕サイトで最近よくみかけるのが、動画のタイトルの後につく「生肉」の文字。
    これは、海外(主に日本)の番組に中国語字幕がないままでアップされているコンテンツであることを意味します。素材そのままの生、というわけです。
    「生肉」の反義語は「熟肉」。
    字幕組などが翻訳して、中国語の字幕がついてアップされているのもは、「熟肉」です。
    字幕組の取り締まりが厳しくなってきていますが、「野生字幕」と呼ばれる「生肉」の上に気ままに字幕をつけてゆくユーザーも登場しているのだとか。

    そのほかに弾幕で最近よく見かける言葉としては「表白」(Biǎobái)
    これは告白という意味から転じて、◯◯が好き!という表現でよく使われています。
    例えば・・・「表白潤潤!」(松本潤、好き!)
    その他にも「独占」、「承包」も出てきますね。 「承包亮亮」とか。
    あとは嵐などのグループ推しの場合は、「我団」(Wǒ tuán)っていう言い方もよく見かけます。
    「表白我団」、「表白全員」など。

    言葉は進化するのだなあと、弾幕を見ながら。
    2016年のChinaJoyでも動画配信サイトの勢いはすごかったですね。

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    参考記事:中国最大級のゲームショウ“ChinaJoy2016”が今年も大入り満員 4日間で32.55万人を動員

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    神奈川県生まれ。牛心オーナー。 青山学院大学文学部卒業。北京電影学院留学を経て、2002年より、中国・上海のテレビ制作会社に勤務し、日本文化や流行を現地で発信する仕事にたずさわる。

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