留学生の声第12回: 當山エリカさん

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沖縄に似ているからだけじゃない。さまざまな経験ができるから、中国に惹かれたんです。

1. 滞在は何年何月からどのくらいの期間?

2008.2.14-2009.1予定(現在就学中)

2. こどもの頃の中国のイメージと現在のイメージは?

子供の頃:でっかい。民族。あまり中国のことを考えたことがなかったけど、発展していない感じですかね。
現在:意外に都会だなあと思います。あと、空気が汚い・・・でも、中国人はいきいきとしていて、明るくて、いい国だなあと思います。環境は日本のほうがいいと思いますが、人は中国人のほうが好きかもしれないです。道を聞いても冷たい人はいるけど。あとは、貧富の差が激しいと感じます。オープンなところや、「あいやー」という言葉を使うところは、沖縄に似ていると思います。

3. 一番最初の中国との出会いは?

日本で大学に進学したとき。日本では岐阜経済大学という大学に通っているのですが、財経大学と提携していて、中国人の留学生と知り合いました。そこで留学生がくれたおみやげのお菓子は、まったく美味しくなかったです。

4. 中国行きの直接的な契機は?

これも大学ですね。提携しているので別で費用がかからないし、生まれ変わりたい!みたいな気持ちがありました。中国に行って視野を広げたいという感じですね。

5. 渡航形態は(自費 or 奨学金、語学 or 研究 or 仕事…)?

交換留学

6. 渡航準備で苦労したことは(お金や家族の説得などなど)?

・・・岐阜で借りているアパートどうしよう?沖縄出身なので、一年間留学して帰ったあと帰る場所がないと困るなと思いました。

7. 最も好きな中華料理は?

湯包と手抓餅!他には四川料理や東北料理など、辛いものも大好きです。上海料理の甘い味付けや、炒める料理が多いところ、豚やゴーヤをよく食べるところは沖縄料理に似てるなと思います。サトウキビも売ってるし!旅行で揚州に行ったことがあるんですけど、揚州料理がまさに沖縄料理の味付けって感じでした。

8. 滞在して最も良かったことは?

中国人だけでなく、他の国の人と交流できることです。財経ではビジネス中国語(商務C・貿易やビジネス用語を学ぶクラス)のクラスを受けているのですが、クラス17人中で日本人は意外と少数派で、韓国人、インド人、エクアドル人、フランス人、カザフスタン人、ロシア人など国際色豊かで、最初は大変だったけど刺激的でとても楽しいです。

9. 滞在中最も驚いたり面白かったりしたことは?(クラスで、職場で、家庭で…)

バイクの3人乗り。お母さんが運転して、3歳くらいの子を前に、小学生くらいの子を後ろに乗せて、すごいスピードで走っていてびっくりしました。あとは、洗濯物が窓からぶら下がっているのを初めて見たときは感動しました。学校から近いので魯迅公園によく行くんですけど、そこでお年寄りが朝から晩まで健康器具で運動しているのを見たときも興奮しました。笑 日本にはない光景ですよね。

10. 滞在中最も印象が悪かったことは?

「ツバぺ」ですね。つばをぺっとするのは汚いし、とてもいやです。あとはごみを道に捨てたり、赤信号なのに車が来たりとか、ものを盗まれるとか・・・個人的には、サンダルを買ったら2日で底が抜けたことがとってもショックでした。確かに安かったけど、かわいかったのに。

11. 最後に、これから行く人にメッセージをお願いします。

勉強も大事だけど、中国人と触れ合ったり、楽しんで留学生活を送ることが一番だと思います。ローカルのレストランやバスに乗ったり、旅行したりして、恐れずに頑張ってほしいです。私は、今大学3年生で、日本に戻ったら4年生になるのですが、そのあとは他の国へ行って英語を勉強したい気持ちもあります。こういう風に考えるようになったのも、中国へ来たことが影響しているのかもしれないし、将来は中国で働いてみたいです。沖縄の方言で、「なんくるないさー」(なんとかなるさ)という言葉があるのですが、思ったことはのびのびと、とりあえずやってみたらいいと思います。

當山さんの留学していた大学は・・・

【上海財経大学】
住所: 上海市中山北一路369号 〒200083
問合せ: 留学生部
URL: http://www.shufe.edu.cn/

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宮城県生まれ。 国際基督教大学教養学部卒業。2004年より上海戯劇学院に留学。 その後、上海にて映像制作の仕事に関わる。現在は東京で、コーディネーターときどきウェブ、イベント制作を担当しています。

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