鎮江:ポリタンク黒酢とハードボイルドワンダーランド

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以前、上海に近い鎮江へ旅をした。
この鎮江、おそらく多くの日本人にとっても馴染みがあるでしょう。そう、あの黒酢で有名な町です。
鎮江の黒酢はやずやの宣伝でもでてくるし、とにかく鎮江といえば黒酢(香酢)というのがぼくのステレオタイプでした。

ちなみに、その「ステレオタイプ」というもの、往々にして正しかったりしちゃうわけですね。余談ですが、セントルイスでは黒人がラジカセ肩にかついでオープンカーに乗ってましたし、ナッシュビルではみなカウボーイハットかぶってカントリー聞いてました。友達には「ウソだろう」だの「オマエの偏見だろう」といわれましたが、本当なのでどうしようもありません。

で、中国は鎮江、そこはやはり酢の臭いに満ちた町でした。

ぼくは「多分、だれか酢の入った瓶をわっちゃったんだろうなあ」なって思っていたのだが、酢の香りはとにかく辺り一面に満ちていて不思議に思っていたら、果たせるかな、黒酢の工場直売所というのがありました。酢の直売所は上海でもみたことがなかった。

これだけでぼくは驚きだったのですが、さらにショッキングだったのはその売り方買い方。

なんと皆ポリタンク持参!で、できたての酢を購入していきます。百聞は一見にしかず、ということで写真参照。そこで健康マニアのぼくが気になるのは、こんな町に生きる人々の健康度合い。

やっぱり違いました。
湖沿いを歩いていたら、突然、バシャバシャっとマッチョな男が水のなかからあがってきてしばし呆然。

だって中国の水ですよ。どう考えても衛生的なはずはないのですが、男はぼくをあざ笑うかのように悠然としていて風格さえ漂っていました。ハードボイルド。

もちろんぼくが、今では毎日やずやの香醋を飲んでいることはいうまでもありません(これホントです)。

鎮江は三千年以上の歴史をもつ「歴史文化名城」であり、歴史的な遺跡も非常に多い。三国の呉の時代、劉備と孫尚香との縁談や結婚式は鎮江の甘露寺でおこなわれたといわれている。三国志マニアはぜひ足を伸ばしてみてほしい。

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